岡山市議会 > 1992-03-16 >
03月16日-09号

  • "キロメートル"(/)
ツイート シェア
  1. 岡山市議会 1992-03-16
    03月16日-09号


    取得元: 岡山市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-30
    平成 4年 2月定例会    平成4年2月定例岡山市議会    議 事 日 程  第9号       3月16日(月)午前10時開議第1 個人質問 甲第5号議案~甲第82号議案第2 甲第83号議案 平成3年度岡山市一般会計補正予算(第7号)について 甲第84号議案 平成3年度岡山市下水道費特別会計補正予算(第5号)について 甲第85号議案 平成3年度岡山市水洗便所普及費特別会計補正予算(第3号)について 甲第86号議案 平成3年度岡山市中央卸売市場費特別会計補正予算(第3号)について 甲第87号議案 平成3年度岡山市国民健康保険費特別会計補正予算(第5号)について 甲第88号議案 平成3年度岡山市宅地造成分譲事業費特別会計補正予算(第4号)について 甲第89号議案 平成3年度岡山市西部地区土地区画整理事業保留地処分特別会計補正予算(第3号)について 甲第90号議案 平成3年度岡山市農業共済事業費特別会計補正予算(第3号)について 甲第91号議案 平成3年度岡山市地域し尿処置費特別会計補正予算(第1号)について 甲第92号議案 平成3年度岡山市住宅新築資金等貸付事業費特別会計補正予算(第3号)について 甲第93号議案 平成3年度岡山市葬祭事業費特別会計補正予算(第1号)について 甲第94号議案 平成3年度岡山市公共用地取得事業費特別会計補正予算(第4号)について 甲第95号議案 平成3年度岡山市休日急患診療所事業費特別会計補正予算(第1号)について 甲第96号議案 平成3年度岡山市老人保健医療費特別会計補正予算(第2号)について 甲第97号議案 平成3年度岡山市病院事業会計補正予算(第4号)について 甲第98号議案 平成3年度岡山市水道事業会計補正予算(第4号)について 甲第99号議案 平成3年度岡山市工業用水道事業会計補正予算(第4号)について 甲第100号議案 岡山市税賦課徴収条例の一部を改正する条例の制定について 甲第101号議案 不動産の買入れについて    …………………………………会議に付した事件 日程第1 個人質問      甲第5号議案~甲第82号議案(質疑・付託) 日程第2 甲第83号議案~甲第101号議案(上程・説明・付託) 追加日程 決議案第1号(上程・説明・表決) 追加日程 決議案第2号(上程・説明・表決)    ──────〇──────出席議員(52人)        2番  華 房 美 衛君        3番  楠 木 忠 司君        4番  寺 田 和 子君        5番  近 藤   昭君        6番  藤 岡 康 博君        7番  片 山   仁君        8番  小 川 晴 雄君        9番  貝 原 信三郎君        10番  奥 野 三四志君        11番  佐々木 清 巳君        12番  石 原 奐 治君        13番  垣 下 文 正君        14番  堀 川   進君        15番  寺 田 明 生君        16番  則 武 伸一郎君        17番  高 津 利 明君        18番  井 村 嘉 久君        19番  羽 場 頼三郎君        20番  串 田   務君        21番  大 橋 英 雄君        22番  太 田   稔君        23番  鈴 木 邦 彦君        24番  土 肥 啓 利君        26番  梶 原 昌 一君        27番  有 井 靖 和君        28番  河 合 和 成君        29番  片 岡 五百樹君        30番  辻 野 喬 雄君        31番  田 畑 賢 司君        32番  崎 本 敏 子君        33番  藤 沢 和 弥君        34番  景 山 貢 明君        35番  高 木 悦 夫君        36番  伏 見 昇 男君        37番  宮 川 日 吉君        38番  磯 村   博君        39番  川 田 敏 幸君        40番  山 田 録二郎君        41番  脇 本 一 郎君        42番  亀 井   章君        43番  小 林   勉君        44番  吉 田 政 司君        45番  新 谷 盈 智君        46番  山 田   勇君        47番  福 原 弘 子君        48番  苦 水 重 徳君        49番  内 田 宏 哉君        50番  浅 野 卓 志君        51番  板 野 和 昭君        52番  小 橋 留 男君        53番  藤 原   貢君        54番  花 岡   薫君    …………………………………欠席議員(2人)        1番  定 政 猛 男君        25番  宮 武   博君    ─────────────説明のため出席した者   市     長  安 宅 敬 祐君   助     役  森 末   京君   助     役  高 島   進君   収  入  役  有 本   正君   総 務 局 長  槌 田 邦 夫君   財 政 局 長  長 江   哲君   民 生 局 長  藤 原 忠 男君   経 済 局 長  平 松 章 弘君   建 設 局 長  春 田   巌君   下 水 道 局 長  西 口 泰 夫君   西大寺支所 長  原 田 知 義君   参     与  山 本   宏君   参     与  菱 川 公 資君   参     与  井 上   仁君   参     与  角 田 貞 男君  水  道  局   水道事業管理者  黒 田 智 昭君  消  防  局   消 防 局 長  加賀谷 益 治君  教 育 委 員 会   委  員  長  平 松   掟君   教  育  長  奥 山   桂君  選挙管理委員会   委     員  岡   八 夫君   事 務 局 長  江 尻   堅君  監 査 委 員   委     員  三 宅 美 好君  農 業 委 員 会   会     長  小 若 敬 二君    ─────────────出席した議会事務局職員   局     長  中 川 和 彦君   次     長  中 村 清 司君   議 事 課 長  長 尾 栄二郎君   調 査 課 長  塩 見 山 治君   議 事 課 主 幹  岡 田 登志男君   議事課長補 佐  斎 藤 泰 清君   記 録 係 長  最 相 初 音君   主     任  佐 藤   武君    午前10時23分開議 ○議長(花岡薫君) 皆さん御苦労でございます。これより2月定例市議会第9日目の本会議を開きます。 ただいまの御出席は40名であります。    ───────────── ○議長(花岡薫君) 会議録署名議員に高木君,磯村君のお二人を指名いたします。    ───────────── ○議長(花岡薫君) 本日の議事日程はお配りいたしておりますとおりでございます。    ───────────── ○議長(花岡薫君) この際,日程に先立ち御報告を申し上げます。 お配りいたしておりますとおり,市長から市議会における説明者の異動について報告がありましたので御報告申し上げます。    ──────〇────── △日程第1 個人質問(甲第5号議案~甲第83号議案)    ───────────── ○議長(花岡薫君) 日程に入ります。 日程第1は個人質問並びに甲第5号議案平成4年度岡山市一般会計予算について以下78件の議案についてであります。 これらを一括上程し,個人質問を行います。 それでは,順序に従いまして高木君。   〔35番高木悦夫君登壇,拍手〕 ◆35番(高木悦夫君) 皆さんおはようございます。 きょう一般質問も終わりになりました。久しぶりの登壇で少し緊張しておりますけれど,一生懸命頑張ります。よろしくお願いいたします。 その前に,実は2月27日沖縄の宮古島の平良市へ私行ってまいりました。と申しますのは,昨年観光交通対策調査特別委員会で那覇のモノレール,そして宮古の観光行政について視察してまいりました。そのときに,宮古観光協会と岡山市妹尾の観光協会と少しでも交流ができたらということで桜の苗木を提供するようにお願いしておりました。しばらくたって宮古観光協会の方から,気持ちよくお受けいたします,じゃあ送ってください,ということで,実は苗木を120本送らしていただきました。ちょうど29日が平良市の市民球場のこけら落とし,大洋─中日戦が行われました。その2日前の27日に市民球場の中へ120本植樹祭をさしてもらいました。非常に喜んでいただきました。そのとき,私も安宅市長からメッセージを預かってきまして,9時半から市長室でメッセージを渡し,10時からその植樹祭を行ってきました。そういうことで,これからは岡山市と平良市の間で観光方面で大いに交流していったらと思っております。 平良市は実は津山市と友好都市を結んでおりますので,今までは通過で津山市へ行っておりましたけれど,今度は必ず岡山市へ寄って皆さんと一緒に交流を深めたいということでございます。 その模様が早速明くる日の琉球新聞宮古新聞,毎日新聞,そして日刊宮古へ,4つの新聞社に掲載されました。沖縄の人は,岡山の送った緋寒桜に大いに感動してくださっておるのを私も心から喜んでおる次第でございます。実は一昨日この新聞が到着しましたので,とりあえず市長さんまあひとつ読んで……。 それでは,通告に従いまして質問さしていただきます。 第1に,戦没者遺族の対応について伺います。 先日,沖縄方面戦没者概数が新聞に掲載されていました。その実態は全国で総数18万6,900柱,判明者18万3,910柱,未判明者が2,890柱もあり,遺族の心情を察すると胸が痛みます。岡山県では1,581柱,岡山市では266柱となっていますが,本市での未判明者の実情及び,南方地域遺骨収集助成金が計上されていますが,どの方面への遺骨収集か,わかれば教えてください。 私事でございますが,戦死した兄の白木の箱の中には,昭和20年6月13日米上陸軍と交戦中沖縄本島にて戦死すという1枚の紙切れのみでした。私は6月13日が兄の命日になっておりますが,沖縄に行って調べたところ,日本海軍が最後の総攻撃をかけて玉砕した日が命日でした。戦死した兄は判明者か未判明者か,どちらに認定されているのか教えていただきたいと思います。 平成3年10月7日,妹尾地区戦没者慰霊事業が盛隆寺においてとり行われました。戦後46年経過したせいか遺族の方も高齢化が目立ち,また年ごとに参加者が少なくなっていくような気もいたします。また,毎年参列されていた南地区の遺族会長の姿もなく,心なしか寂しい慰霊式典でした。その後,吉備,福田,妹尾,興除,藤田各地区の遺族会長との会合があり,平成2,3,4年度と継続された岡山市戦没者遺族会補助金が再検討の見込みだが,平成5年度以降も引き続いてほしいとの要望がありました。戦没者追悼式献花方式市民会館で行われるようになりましたが,遺族の高齢化と相まって各地区での慰霊事業も持続できるように市長に心からお願いする次第でございます。 次に,食味計の導入について伺います。 私は2年前,一度食味計導入について御提案申し上げました。その後,経済連,農業試験場に導入されております。改めて御提案し,市長の御所信を伺います。 農産物の貿易自由化,特に米に対する関心が年々強まってきておる中,農業を取り巻く情勢は内外ともに極めて厳しい状況下にあります。その上,米離れの進行が心配されていますが,米消費拡大への取り組み官民一体となって真剣に対応しなければと思います。 本市においても良質米の生産が急務とされており,特に岡山の看板米である朝日米の一大産地をつくるべく関係者皆様は努力していると思います。また,県農業試験場が開発したせとこがね,吉備の華の普及を期待するところであります。朝日米は岡山米の代名詞,お酒をつくる業界から,また県内外の消費者に根強い人気があり県外への流出を余儀なくされ,逆に九州,北海道から需給して穴埋めしているのが現状かと思います。単価的に徳用米は必要ですが,せめて観光客の皆様には岡山に来なければ味わえない真の岡山米を賞味していただくよう努力しなければと思います。 米の検査は従来どおり検査員の方にお願いし,消費の段階で食味計を導入し,ホテル,旅館,食堂,駅弁などの業務米には吟味した岡山の良質米を確保して米の消費拡大に御尽力くださることを切にお願いする次第です。食味計についての市長の御見解を伺います。 また,一宮地区では桃の糖度を瞬時に測定する非破壊糖度測定装置一宮農協フライト用集荷場で実用化されましたが,品質保証の成果はよいと聞いております。 なお,コシヒカリ,ササニシキ,朝日,せとこがね,吉備の華,アケボノ,国宝ローズ──これは加州米ですけれど,以上の食味計での指数がわかれば教えていただきたいと思います。 3番,観光岡山PRビデオについてお伺いします。 観光は総合産業であり,その波及効果はすべての産業に及び,地域活性化を図る上で重要な施策として位置づけられており,新しい都市づくりを進める中で市長は地域振興の追求を指摘しておられるが,これを反映さした観光振興対策に取り組むべきであろうと考えますが,これからの市長の観光施策及び総合産業としての位置づけられている観光を全市的に波及さしていく手段として具体的手法をどう考えているか,市長の御所信をお伺いします。 さきにも申し上げましたが,観光は総合産業といわれ,全国的に各都市とも強力に取り組み,都市間の競争は激しい中で,本市の観光行政は,観光客誘致対策事業として全国各地観光宣伝隊の派遣,岡山の観光と物産展の開催,全国大会誘致懇談会などの活動を広く展開し観光客の誘致に努めていると聞いております。また,観光ビデオによって広くPRをしているとも聞いております。私自身観光ビデオは何回も見ておりますが,出演者が岡山県出身のタレントで押阪忍夫妻がすばらしい演技でよくできたビデオであると思っております。 各地の観光地を見て回っておりますと,こうした観光ビデオを販売しておるのが目につきます。観光客はもちろん,日本国じゅうの人々に一人でも多く我が岡山市をPRするためにも販売してみてはどうかと思いますが,市長の御所信をお伺いいたします。 市長は「地域なくして市政なし」との基本的認識のもとに地域の活性化に取り組んでおるが,私は観光施設なくして観光客なしと思っております。現在の岡山市の観光施設をどう思っておるのか,あわしてお伺いいたします。 次に4番で,JR宇野線の高架化と踏切について伺います。 JR宇野線は皆様御承知のように単線でしたが,昭和63年本四備讃線の開通に伴い茶屋町から坂出まで複線化され,また妹尾駅では,瀬戸大橋線のすれ違い駅だが,400メートルあった行き違い区間を1,200メートル延長して1,600メートルに拡大し,上下電車が通過しながらすれ違いができるようになり,電車本数の増便が図られているのが現状であります。こうしたことから,宇野線の交差道路における交通渋滞の頻度はますます増大しています。 さて,JR宇野線は岡山市の中心市街地,そして昨今宅地化が著しい妹尾地区の市街地を分断して運行しているために,各踏切道は朝夕の通勤時は言うに及ばず,常時慢性的な交通渋滞を来していることは衆目の一致するところであります。市の重点要望事項であり,連続立体交差事業として位置づけられている大元駅付近は,調査以来10年が経過しているにもかかわらず,平成4年度の新規事業としても不採択であり,一向に改善がなされる見込みがありません。JR宇野線の高架化については沿線住民の期待を裏切ることなくなお一層の精力を傾けられるよう強く要望するとともに,なぜ不採択になったかお尋ねいたします。 さらに,宇野線の全線にわたって高架化が早期に望めない現状を考えますと,将来にわたって交通渋滞に悩まされている妹尾周辺地区の大福,東畦,南之町など各踏切道において,踏切道の道幅が狭く,交通渋滞の一因となるとともに交通安全上からも危険であると考えられます。踏切道を拡幅することが渋滞緩和施策の急務であると考えます。そこで,踏切道の改善方策についてお考えをお示しください。 また,踏切道の拡幅は非常に難しいと聞いておりますが,なぜできないのかお伺いいたします。 5番目に,家庭排水浄化について伺います。 児島湖は児島湾の一部だったが,児島湾の塩害防止や周辺の農業用水の確保などを目的に堤防で湾を閉め切り淡水化する計画が決定,10年余りの歳月をかけ昭和34年に完成しました。その児島湖は閉鎖性の特性に加え,流域の人口が著しく増加してきたことから富栄養化を伴った水質汚濁が顕著となり,全国の湖沼の中でも汚濁順位が4位にランクされるなど極めて深刻な状況にあります。その主な原因は,私たちの家庭から出る台所,ふろ,洗濯排水など日常生活に伴う排水と言われており,その浄化対策が緊急の課題となっています。児島湖の水質浄化を総合的に推進するため岡山県が策定した児島湖水質保全計画第2期案が国の同意を得て,先ほど3月12日に正式に決定されました。 こういうことから,市においても下水道を初め農業集落排水施設コミュニティープラント合併処理浄化槽など地域の特性に応じた生活排水処理施設の整備,普及を図ることが今後一層望まれますが,下水道など処理施設の整備が思うように進まない現状では,水質浄化に対する市民一人一人の意識の高揚と家庭や地域における浄化実践活動の促進を図ることが極めて重要であることは言うまでもありません。 こうしたことから,私の住んでいる妹尾地区では,地区内の婦人会,交通安全母の会,愛育委員会で構成する妹尾家庭排水浄化推進協議会を設置し,現在まで市の協力をいただき妹尾川の汚濁原因を自分の目で確認するため足守川,湛井十二箇郷用水,高梁川の湛井堰,新見市の小坂部川ダムまで源流調査や,各種研修会の開催,地域内河川の清掃,また市内で初めて独自で行った生活雑排水対策アンケート調査,さらに廃食用油からの石けんづくりを行うなど地域に根差した浄化実践活動を展開しております。 また,こういった活動は妹尾支所管内箕島地区においても積極的に取り組んでおり,一方隣接する玉野市では岡山県消費生活研究協議会玉野班が中心となり市役所敷地内に廃油石けんづくりの拠点となる石けんハウスを設置し環境問題に積極的に取り組んでおります。妹尾地区ではごみ非常事態を発令する以前から廃品回収は婦人会,子供会などが活発に行われております。本市も地域に根差した廃油石けんづくりに取り組んでいる妹尾家庭排水浄化推進協議会の活動を促進させるため敷地の提供などに便宜を図っていただき地域福祉の増進,自然環境の浄化を図るべきだと思いますが,当局の対応策について伺います。 なお,児島湖クリーン基金でございますが,地域の特性に応じたきめ細かな実践活動を支援することになっておりますが,基金の内容についてお尋ねしますとともに,その基金で十分対応できるのか,あわせてお伺いいたします。 次に,ごみ問題について伺います。 私たち市民の快適で安全な生活環境をつくるため,平成4年度当初予算にごみ処理施設整備事業費76億8,130万円,ごみ減量化資源対策事業費3億円,清掃費は実に190億36万円を計上して,ふえ続けるごみの量と環境汚染に歯どめをかけるべく対処しております。平成2年度は131億9,000万円,実に1.5倍という予算の計上でございます。 そこで,平成2年4月から本市が資源の有効利用を図るためコピー用紙庁内印刷用紙に県下の自治体ではトップを切って再生紙の利用を始めました。そこで,再生紙の利用と紙ごみの回収について伺います。 1,岡山市が庁内で年間使用する紙の量に対する再生紙の比率。 2,自治体,一般企業の再生紙の導入状況。 3,教育関係は,特に学校での利用状況。 4,再生紙の価格は割高と聞くが,現状は。 5,一般個人購入は可能か。また,利用促進のPRはどのようにしておるか。 6,本庁舎では60年度より資源ごみの回収を実施していますが,63年度は133トンも集荷しましたが,平成1,2,3年度の集荷量は。 7,平成2年度は紙ごみが可燃ごみの50%を占めておりましたが,非常事態宣言きょう現在は紙ごみが何%になっておるかお伺いいたします。 次は6番目で,よみがえるエネルギーについてお伺いします。 私は昨年9月29日,妹尾小学校の運動会で4年生170名による,「よみがえれエネルギー」という表現運動を見ました。これは4年生が社会科の勉強で岡南環境センターの見学学習などをもとに,家庭から出たごみが環境センターで燃やされ,電気に生まれかわり,燃えるときに出る熱でプールの水が温められるまでを加戸裕子先生の指導で8場面のダンスで表現したものでありました。簡単に様子を紹介いたしますと,まず入場後,一人一人が紙や瓶などのポーズをとります。次に,妹尾クリーン作戦が始まり,全員が動きに変化をつけながら正面に集まります。3場面は,燃えるごみと燃えないごみに分けられ,燃えないごみはトラックで埋立地に運ばれる様子を低い姿勢になることで表現します。4場面は,燃えるごみがセンターの高いごみピットに落とされる様子を2人組の馬飛びや側転であらわします。5場面は,大型クレーンでごみを運び燃やします。4つのグループで動きながらごうごうぱちぱちなど口伴奏をします。6場面は,激しく燃える様子を三重円,3つの円になり,山本リンダの「ねらい打ち」の音楽に合わせて走りながら表現します。7場面は,歩いて直線になりながら音楽に合わせウエーブをつくり,熱によって出されたエネルギーで生まれる電気を表現します。最後に,このエネルギーで水を温め1年じゅう泳ぐことができる様子を踊りながら集まって楽しい音楽に乗ってポーズをとります。場面ごと加戸先生が説明をしておりました。おおむねこのような内容でした。 今,岡山市ではごみ問題の啓発に力を入れておりますが,このように運動会のダンスで表現することは創作をするということで子供たちの意識の高揚にもなりますし,またそれを見た大人の意識の高揚にもつながると思います。ごみ問題について言葉で聞いたり文字で見たりするだけでなく,運動会でのダンス表現PR効果であると思います。そこで,この「よみがえれエネルギー」という表現運動を他の学校にも紹介し広めていく考えがあるかどうか御質問いたします。 また,岡山市の学校におけるごみ問題について他に取り組みがあればお知らせいただきたいと思います。 以上で第1回目の質問を終わらせていただきます。 御清聴ありがとうございました。(拍手) ○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。   〔市長安宅敬祐君登壇〕 ◎市長(安宅敬祐君) 高木議員個人質問に対しまして御答弁申し上げます。 まず最初に,戦没者遺族の対応でございますが,沖縄における戦没者の状況及び南方地域遺骨収集についてのお尋ねがございました。 沖縄の戦没者は,先ほどのお話にもありましたが県下では1,581柱,本市には266柱となっておりまして,未判明の方はないと県より聞いておるところでございます。 南方地域における遺骨収集は,毎年厚生省主催で全国より希望者を募集し実施されております。遺骨収集に参加する方には,南方地域遺骨収集助成金として1人当たり5万円を助成することにしております。 なお,遺骨収集地域としてはフィリピン,インドネシア,中部太平洋方面となっております。 次に,遺族会の補助金についてのお尋ねがございましたが,戦後既に46年を経過し遺族の高齢化に伴い慰霊事業等が困難になっていることなどから,平成2年度から全市を対象に市主催の戦没者追悼式を無宗教の献花方式により執行しているところであります。 なお,追悼式も全市的なものとして定着してきておりますので,補助金のあり方につきましては今後遺族会並びに関係者と十分協議してまいりたいと考えております。 次に,観光岡山についての地域振興を反映した観光振興対策に取り組むべきではないか。これからの観光施策を全市的に波及さしていく手段についてはどう考えているのかとのお尋ねでございますが。 地域振興は周辺地域における地域活性化事業として平成3年度よりスタートし,みずから考えみずから行うまちづくりとして実行委員会を組織し,創意と工夫を凝らして地域の特性を生かした事業の推進に当たってまいったところであります。 例示として具体的に幾つか示してみますと,津高地域のマスカット祭り,足守地域は利玄とモミジ祭り,西大寺地域では歌声フェスティバルまちづくりシンポジウム,昨日開催しました西大寺朝市など,それぞれの地域の伝統的文化催事などさまざまであります。 このような地域振興を推進する中で自分たちの町は自分たちでの意識が生まれ地域活性化が図られつつあると考えております。 また,平成元年度からスタートしたふるさと創生事業としての岡山市ふれあい観光事業と整合性を図りながら心の触れ合う観光のまちづくりを促進してまいるところであります。 今後はこうした事業を観光振興対策の一手法として位置づけ,パブリシティなどを最大限に活用しながら,四季を通じて開催しておりますイベント,まちづくりなどとともに推進していきたいと考えております。 なお,その他の御質問につきましては担当助役,担当局長,参与から順次御答弁さしていただきます。 ◎助役(高島進君) 児島湖クリーン基金に関する御質問にお答えいたします。 児島湖クリーン基金は県及び流域市町村の出捐金と流域の皆様からの募金で2億2,000万円を積み立て,その運用益により地域で取り組む浄化実践活動を支援していくものでございます。 また,この基金が行う助成事業といたしましては,流域の地域団体が実施する研修会や児島湖の視察調査等水質浄化に役立つ幅広い活動を対象としております。 議員御指摘の基金による廃油の石けんづくりの対応につきましては,石けんづくりに必要な原材料費や燃料費等に対し助成を行っております。 ◎総務局長(槌田邦夫君) 妹尾地区廃油石けんづくりのハウス設置についてのお尋ねでございます。 廃油を利用した石けんづくりを地域ぐるみで取り組んでいただき,環境汚染をみずからの手で守る姿勢に敬意を表するものでございます。 この運動の輪を広げるためには石けんハウス──これは廃油を収集する場所,あるいは石けんづくりの機材の置場等が必要であるわけで,その敷地を利用さしていただけないかというお尋ねでございますが,今後支所業務に支障にならない範囲で検討してまいりたいというふうに考えております。 それから次に,庁内で年間使用する紙の量に対する再生紙の比率でございます。平成3年度に庁内でコピー及び印刷に使用する紙の枚数は約975万枚で,そのうち再生紙の占める割合は約60%となっております。今後とも資源の有効活用のために再生紙の使用拡大に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◎財政局長(長江哲君) 本庁舎における資源ごみの集荷量についてお答えを申し上げます。 平成元年度につきましては133トン,平成2年度は144トン,平成3年度は3月11日現在で146トンでございます。 ◎経済局長(平松章弘君) まず,食味計の導入についてのお尋ねですが,食味計は米の中に含まれているでん粉,たんぱく質,脂肪,水分等の含有量を近赤外線を照射することにより科学的に食味値を計測するものでございます。 これが開発されたことによって,産米の評価やブレンドはもちろんのこと,このデータの営農指導面への利用や農作物の新品種の育種,改良等試験研究にも活用できることから,岡山県内では岡山県経済連が平成3年3月に,これは経済連独自のブランド米づくりや良質米生産のための営農指導用のデータを得る目的で導入しており,また岡山県立農業試験場では平成4年3月に食味のよい農作物を育種するためのデータを解析を行う目的で導入する予定であると聞いております。 御指摘のように,観光客にとっては訪れたところで体験する食べ物の味は特に後々まで印象に残るものと思われます。そのため,これまで県段階で組織化している岡山県自主流通米協議会において,その事業の一環としてホテル,旅館,レストラン等の米飯提供業者に対し,可能な限り岡山県産の奨励品種である朝日,アケボノ,吉備の華,せとこがね等を使用するよう指導しております。そして,これら岡山産米を使用している米飯提供業者には,うまい岡山米の特別提供店として指定をし,店頭に,お客に見やすいところに指定証を掲げるよう指導しているところでございます。 また,今後本市といたしましても観光行政の一環として,ホテル,旅館等関係業者に対し会議等を開催する中で,岡山県経済連等における食味計での解析データも利用させていただきながら,これらの趣旨を説明し,岡山産米の利用普及に努めてまいりたいと考えております。 次に,非破壊糖度測定装置による品質保証の成果はというお尋ねでございますが,一宮農協に導入している桃の非破壊糖度測定装置は,果実の表面に近赤外線を照射することにより瞬時に糖度が正確に測定できる装置で,昭和62年,63年度の2年間にわたり農林水産省食品総合研究所の技術奨励を受けながら本市と一宮農協,三菱重工の3者で共同開発したもので,平成元年度から稼働しており,これは我が国では最初に実用化されたものでございます。 これまで桃の産地では出荷検査の段階で熟練した検査員が経験と勘を頼りに検査を行っていたのが実態でございますが,本装置導入以来,一宮農協では出荷の際これを使用して糖度を測定し品質保証を行うとともに,この装置から得られたデータに基づき生産者個々の施肥設計等営農指導を行っております。したがって,生産物の品質は全体的に見て高位平準化の方向に進んでおり,市場での評価はますます高まっております。 それから次に,コシヒカリ,ササニシキ等の指数がわかればということですが,米の食味を左右する要因としましては,品種固有の特性にもよりますが,産地の土壌や気象条件,栽培方法,収穫時期,乾燥調製,貯蔵方法のよしあしも食味に大きく影響いたします。したがって,同一品種でも産地や生産年次により食味値に大きな差異を生ずることから,御指摘の各品種の食味値を端的に表現することは非常に難しいのが実態でございます。 参考までに,ある試験研究機関が幾つかのサンプルについて調査したデータによりますと,品種が限定されておりますが,コシヒカリ69.1,朝日71,せとこがね64,吉備の華69,アケボノ69などとなっております。 次に,観光ビデオについてのお尋ねですが,観光ビデオ「おかやま恋唄」の販売につきましては,各都市の観光地などではビデオの販売を見かけることがありますが,すべて旅館,ホテル等の業界がみずからの施設などの紹介のために制作し販売しているようであります。本市の場合は,商業用でなく,行政が宣伝事業の一環で岡山市を紹介する手法として,立体的で感動を与え,より宣伝効果があるビデオによって誘客に役立てようとの目的で制作したものでございます。旅館,ホテル,運輸業など観光関連業者に配布し利用してもらっております。現在のビデオを販売する予定はございませんが,今後新しいビデオの制作に際しては販売等についても検討してみたいと考えております。 以上でございます。 ◎建設局長(春田巌君) JR宇野線の高架化と踏切について,3点のお尋ねにお答えいたします。 まず第1点ですが,JR宇野線大元駅付近連続立体交差事業が平成4年度に不採択になった理由はというお尋ねでございますが,平成4年度新規事業採択とならなかったのは,JR西日本との協議で一定の方向が見えないこと,また周辺のまちづくりの体制が必要であるとの御意見をいただいております。 JR宇野線大元駅付近の高架事業につきましては,都市の発展を考えますとぜひとも必要な事業でありますので,条件の解決に積極的に対応するとともに,今後とも国,県等の関係機関に対しまして事業化されるよう強く要望してまいりたいと考えております。 続きまして,踏切道の改善方策についてお考えを示してくださいということでございますが,道路と鉄道との交差につきましては,道路法第31条に規定されているとおり立体交差を原則としておりますが,すべての踏切を立体交差することは困難なため例外的に平面交差が認められております。 また,踏切道の改善につきましては,踏切事故防止総合対策について,踏切道の立体交差化,構造改良,踏切保安設備の整備,交通規制,統廃合などの対策により踏切事故防止を推進するものとしております。 続きまして,拡幅が難しいと聞いているが,なぜできないかのというお尋ねでございますが,鉄道事業者と踏切道の拡幅等に関する交差協議行う場合,鉄道事業者側は,道路と鉄道との交差の原則である立体交差化を強く求めるとともに,地形上などの理由により立体交差化が不可能な場合は当該踏切道の拡幅量に相当するものとして他の踏切道の廃止を求めるなど,都市側にとって対応が困難な条件のため協議が不調に終わる事例が数多くございますので御理解をいただきたいと思います。 以上でございます。 ◎参与(井上仁君) ごみ問題についてお答えをいたします。 まず,自治体,一般企業の再生紙の導入状況はというお尋ねでございます。 地方公共団体における再生紙の導入状況は,国の平成3年6月現在の調査結果によりますと,都道府県では47都道府県中,ほぼ全庁的に使用が44団体,一部部局で使用が3団体となっております。また,市町村では,ほぼ全庁的に使用が841団体,一部部局で使用が577団体で,合わせると1,418団体,44.2%となっております。そして,県下の状況を見ますと,平成3年2月27日現在で13の市町村が全庁的に実施し,一部の部署で使用が6町,合わせて19市町村,24.4%が実施しております。 一般企業導入状況につきましては把握をいたしておりません。 次に,再生紙の価格は割高と聞くが,についてでございます。最近,脱墨技術も進んだことや市場の将来性を見込んで新規に参入するメーカーが相次ぎ競争原理が働き始め,小売価格では再生紙の方が安いケースも出ているようであります。 再生紙と一般紙と規格が同一でないものが多く,一概に比較できませんが,同一規格のもので比較をいたしますと,A社製品の場合,大学ノート,B5の30枚綴りであります。1冊当たり一般紙130円,再生紙同120円でございます。レポート用紙B5,50枚,一般紙冊当たり150円,再生紙140円でございます。原稿用紙B4特判で一般紙120円,再生紙110円,ワープロ用紙B4,100枚で一般紙850円,再生紙850円と同額でございます。量販店の場合でございますと,トイレットペーパー,これはシングル12ロールでございますが,一般紙585円,再生紙335円,ティッシュペーパー5個入りパックで一般紙445円,再生紙475円の状況でございます。また,市役所では電子複写機用紙は再生紙を利用いたしておりますが,1枚1円46銭の単価でございます。これを一般紙にいたしますと1円38銭でございます。庁内印刷用紙は一般紙1枚1円52銭,再生紙は1円60銭と再生紙が割高となっております。 今後,需要が拡大されることによりまして価格も下がっていくものと考えております。 次に,一般個人で購入は可能かというお尋ねでございます。 最近ではトイレットペーパー,ティッシュペーパーのほか,再生紙を使いましたノート,レポート用紙,原稿用紙,ワープロ用紙等商品化いたしております。個人でも購入ができます。しかし,PR不足もありまして需要が伸びず再生紙用品を取り扱っている販売店も少ないようでございます。今後,販売店,消費者等に対し再生紙の販売,使用を広く呼びかけていく必要があると考えております。 次は,可燃物のうち紙類の占める割合でございますが,平成2年度の場合は28.1%と推定いたしております。事業所系では,可燃物のうち約56.8%が紙類となってございます。 以上でございます。 ◎教育長(奥山桂君) 教育に関します第1のお尋ねは,学校での再生紙の利用についてでございます。 学校で印刷に使用しておりますザラ紙などの洋半紙は大部分が再生紙でございます。また,工作用紙や表紙などにする紙も再生紙であります。今後とも古紙の回収,1度利用した紙の裏の利用,分別収集などを徹底して再生紙に対する認識を一層深めていきたいと考えております。 次は,妹尾小学校の運動会でごみ問題をダンスで表現した「よみがえれエネルギー」が発表されたが,これを市内の他の学校にも紹介する考えはないか。また,他の学校での取り組みがあればというお尋ねでございますが,市内の小学校では運動会の表現運動につきまして教師たちが自主的な研修会を持ち,互いに研修し合っております。この「よみがえれエネルギー」もこの会で練り上げられ,大勢の教師の協力のもとにでき上がった表現運動の一つでございます。平成3年度は,この案をもとに地域や子供の実態にあわせて3校で実施いたしております。 また,このほかにも地域や子供の実態にあわせて,ごみの減量化,資源化について各校さまざまに工夫をして取り組んでおります。例えば,岡山市教育委員会が主催しました地球環境問題ポスターコンクールには大勢の小・中学生が再生紙使用の必要性等を訴えたポスターを応募しております。また,学校によりましては「ごみ問題について」と題した作文を書いたり,廃品を教材化したり,子供たちの減量化,資源化の取り組みを「ぼくらのごみなし大作戦」という劇にして学習発表会で発表したりしております。また,PTAと協力をいたしましてリサイクル運動に関する標語を募集したり,家庭の協力を得て「わが家でのごみべらし作戦」をごみのたくさん出る年末に計画して3学期に発表したりという学校もございます。 私どもとしましてはこのような自発的,創造的な活動を育てていきたいと考えておりますので御理解をいただきたいと思います。 以上でございます。 ◆35番(高木悦夫君) 御答弁ありがとうございました。 再質問さしていただきます。 JR宇野線と申しましたけれど,私これJR各線の踏切について改めて再質問さしていただきます。 土木関係が一生懸命道路の整備をしていただく,本当に並み並みならぬ努力で,せっかく道路が整備されてよくなっても,事踏切に至ると2車線が1車線になり,4車線が2車線になり,非常にこれがために自動車の交通渋滞を起こしております。今の日本の社会から自動車産業を除外すると,あらゆる総合産業が停滞することは間違いないと思います。今,局長から御答弁がありましたように,踏切を拡幅する場合には,よその踏切を廃止しないと踏切の拡幅ができない,そのような答弁がありましたけれど,戦後の自動車産業がまだまだ発展してないときならそれでよかったかもわからないけれど,きょうのような自動車産業が日本の経済,社会を大きく左右している現在,なぜこれが解決できないのか。国鉄並びに最近のJRがなぜこれに協力してくれないのか。私は大きく疑問を持つ次第でございます。 先ほど,私が岡山市交通問題懇談会においてそのようなことを聞いておりましたので,御提言しました。これからもひとつ早い対策を要望いたします。私は,今岡山市の新交通システムの導入について問題になっておりますけれど,こういう時点は次の次でいいと思うんです。とりあえず踏切道を拡幅整備して,それから未来への交通にとりかかるべきだと思います。 実は,これは私も恥ずかしいことでございますけれど,先日私の息子が吉備線でちょっと踏切事故がありました。市内で土木作業があった関係で迂回するような表示があったんですけれど,それに準じて行っておる間に道を迷ってしまった。困ったなと思って走っておりましたら,前へ地元の車が走って踏切を渡っておったもんですから,道路制限のマークがあったんですけれど,まああの車が通れたら自分の車も通れるだろうという安易な軽はずみなことで後をついて行っておりました。案の定,線路ですから高い,上がって向こうへ渡ると,左の前の車が落輪しました。前へ走っておった地元の人は慌ててて,「やっぱり車を落としたな。心配しながら,わしも後の車を見ながら走っておったんだ」ということですぐ近所の人を集めてもらって車を除去していただきましたけれど,その間に電車がやってきて少しバンパーをかすりました。そうすると,おまわりさんがやってきて,「きのうもここで電車がとまって,またきょうもか」と。そういう状況が今日の状況です。これでは幾ら道路を整備しても踏切を整備しない限り──私の息子が悪いんですよ。それですけれど,やはり踏切道を整備して安全に,交通安全をひとつ,市民の皆さんが安心して交通,車に乗れるようにひとつこれから皆さんと一緒に心がけていただきたいと思うんですけれど,改めて質問さしていただきます。 あと,3分ありますけれど,これは,実は私質問通告していないので,とりあえずちょっと,要望ではなしに,こういう気持ちがあるということだけちょっと皆さんの御了解を得て話をさしていただきます。 実は,今ふれあいセンターを建設中の,当時新総合福祉センターと言っておりましたけれど,あそこへ,桑野へ土地が決まったときに,私はこの壇上で,障害者や子供,あるいは高齢者の方がああいう不便なところへ行ったんではだめではないか。北長瀬の,当時のチボリ公園,あの近くにそのふれあいセンターをつくったらどうか,御提言申したことがあります。と申しますのは,私がその根拠といたしますのは,「松山市のウルトラCは集中投資」ということで,地方自治職員研修の中ではっきりうたっております。この中には,たまたま松山駅周辺に井関農機の用地が買収できて,5分で,今言う松山駅の5分のところで,そういう井関農機の土地が買えました。そういうことで,そこに総合コミュニティーセンターを開きました。体育館,温水プール,中央図書館,文化ホール,コミュニティープラザ──多目的広場です──企画展示ホール,こども館,研修・会議室など全部を,そういうことを1カ所にまとめております。そういうことで,公債費比率がトップであるし,金融融資比率も1位,経常収支比率も1位で,そういういい例があるから,幾ら施設は一流でも,駅から遠かったら,ぽつんと1つだけあるなら,利用者も少ないので,不経済だといって話をした経緯があります。まさにチボリがなくなった今日,そういうことを知ってから,やはり岡山市もこれから50年,100先の都市づくりをつくったらと思いますけれど,これは6月のまた私の宿題にしておきますので,そういう意見があるということだけひとつ覚えといてください。 どうも御清聴ありがとうございました。(拍手) ○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。 ◎建設局長(春田巌君) 再質問にお答えいたします。 この踏切交差の問題でございますけれども,この問題につきましては,先ほども御答弁申し上げましたように,踏切を拡幅するということになりますれば,一方のその地域の踏切を1カ所閉鎖せなければならないというようなことが起こってまいります。国鉄側との協議の中ではそれが第1条件でございますので,先ほども御答弁申し上げましたように,非常に拡幅自体が,片一方の踏切を閉鎖しなければ拡幅できないという問題がございますので,ひとつ御理解いただきたいと思います。
    ○議長(花岡薫君) 次は,順序に従いまして串田君。   〔20番串田務君登壇,拍手〕 ◆20番(串田務君) 質問戦も一番最後になりまして,執行部席の方もやれやれ終わったなと,こういうふうな顔に見受けられるわけでございますが,私の質問も簡単でございますけれど,非常に深みがある,ローカル色を含めたものでございますので,ひとつよろしくお願いいたします。 先日,小川議員の方から,西大寺へ岡山市立大学を設置したらどうかと,こういう質問をいただきまして,本当にありがとうございました。企画室長の答弁では,子供が減っておるからなかなか難しい,こういう答弁でございましたが,子供が幾ら少なくなっても,そこしかないものをつくっていただけりゃぜひ来るわけでございますから,これは余分になりましたが,今後検討していきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。 それでは,通告に従いまして質問さしていただきます。 まず,西大寺駅前整備についであります。 現在の駅前は非常に狭く,バスの駐車,タクシーの駐車にも困っているのが現状であります。ゆったりとした駅前広場をつくるため,現在あります国鉄清算事業団の土地約7,000平米と日本通運の駐車場を買収し,自転車駐輪場とバスターミナルを建設し,定期バス,観光バスが駅正面から西方面に,そして中川・駅前・河本線に接続できる新道路を建設し,スムーズな交通運営と美しい駅前広場に整備をしていただきたいと思いますので,当局の御見解をお伺いいたします。 次に,大多羅駅前整備についてであります。 昭和62年に質問をし,それから5年になります。現在地元町内会と話し合う中で,先日測量を計画されております。現在の計画を見ますと,区画整理が行われている中心部を通っている中川・駅前・河本線から大多羅駅前まで9メートル道路に拡幅し,駅前に少し広場を計画されているようでありますが,将来的に見た場合区画整理も平成6年に終わり,人口も増加してまいります。さらに県営住宅の建てかえ,そして県営住宅の南,松新地区に新たに区画整理事業が計画されております。また,中川,目黒地区では毎日のように住宅が建設されており,大多羅駅前の利用者もますます増大していくものと思います。 そこで,3点についてお尋ねをいたします。 まず第1に,計画されている9メートル道路に歩道を計画していただくとともに,歩道をカラー舗装にしていただきたいと思います。 第2に,駅前をタクシー駐車場やバスの回転ができるように,大多羅駅前から倉安川に至る土地の買収を行い整備していただきたいと思います。 第3に,現在の倉安川沿いの駐輪場を将来どのようにお考えかお伺いいたします。 次に,西大寺支所の建てかえについてであります。 西大寺支所は,昭和36年から昭和38年の3カ年の起債により,また一般財源といたしましては,正儀地区にあります木津川製線株式会社から13ヘクタールの土地処分の代金を充当し,昭和38年12月1日西大寺市制10周年,水道創設40周年を記念して完成したものであります。敷地面積は6,486平方メートル,建設面積は3,427平方メートルで消防署庁舎,水道局西大寺営業所と1カ所にあり非常に狭く,消防の訓練も思うようにできないのが現状であります。また,庁舎も毎年のように修理予算が組まれておるのが現状であります。この際西大寺活性化も考え,商店街の中心に建てかえていただきたいと思いますので当局の御見解をお伺いいたします。 次に,西大寺ふれあいセンターについてであります。 当初,福祉会館として昭和60年8月26日建設期成会から3項目,昭和61年10月9日西大寺学区老人クラブから6項目の要望が出されております。それから7年,やっと日本たばこ産業株式会社跡地を中心として建設されることとなりました。市長は第3次総合計画の中で,障害者や高齢者の方がより身近なところできめ細かいサービスの提供が受けられるように地域福祉の充実を図ると述べられております。 そこで,次の5点についてお尋ねいたします。 第1に,ふれあいセンターの設計に当たり各福祉団体の意見を取り入れておるのかどうかお尋ねいたします。 第2に,昭和60年,61年に出されております陳情書の内容について織り込まれておるのかどうかお尋ねいたします。 第3に,町の中心部であり,前には西大寺グランドホテル6階建て,横には西大寺信用金庫5階建てに囲まれ,ふれあい会館は2階であり,何かと複合して高層ビル建設をすることはできないものだろうかお尋ねいたします。 第4に,駐車場はどのぐらい駐車を見込んでおるのかお尋ねいたします。 第5に,周辺が用水路となっており,その整備をどのようにお考えかお尋ねいたします。 次に,浅越処分地についてであります。 平成元年に初めての話し合いが持たれ,ようやく合意に達し最終処分場として使用されるため現在工事が進められております。地元との約束事もあり,この内容につきまして最近地元と話し合いが持たれのかどうかお尋ねいたします。 次に,リバーフロント構想,ベイエリア構想についてであります。 市長は提案の中で,市民生活に楽しみ,潤い,安らぎ,ゆとりなどを考えることのできる都市空間として創造していくため水辺環境整備計画の策定を行うとありますが,その調査される場所と範囲についてお尋ねいたします。 次に,ファーマーズマッケット構想についてであります。 この構想の中身について5点ばかりお尋ねいたします。 まず第1に,岡山県が計画をしております内容についてそのすべてをお伺いいたします。 第2に,岡山市の構想のファーマーズマーケットの面積はどのぐらいをお考えなのでしょうか,どのような内容となるのかお伺いいたします。 第3に,マーケットの管理はどのようになるのか,またどのぐらいの人員を必要とするのかお伺いいたします。 第4に,使用される農地は借地となるのか,買収地となるのかお伺いいたします。 第5に,この完成年月はいつごろを想定されているのかお尋ねいたします。 次に,クラインガルテンについてであります。 市長は,本市の農業は都市空間の中に農地が存在するという都市型農業であり,近年都市の住民が自然との触れ合いやゆとりある生活空間を求める機運が高まっていることから,このようなニーズを積極的に受けとめて,都市住民に農業に親しんでもらうとともに本市の農業振興を図る上で拠点とするため,触れ合い型市民農園としてのクラインガルテンの整備事業に対する調査を進めると御提案をされております。 そこで,4点についてお尋ねいたします。 まず第1に,岡山市全体として何カ所ぐらい予定されているのかお尋ねいたします。 第2に,1カ所の面積はどのぐらいをお考えかお尋ねいたします。 第3に,計画されようとしているクラインガルテンの内容についてどのようなお考えかお尋ねいたします。 第4に,利用者は年間の使用料をどのぐらいお考えになっているのかお尋ねいたします。 次に,ホタルの里づくりについてであります。 市長は市民にとって貴重な財産となっている市街の主な蛍の生息地を保全し,市民が1年を通して身近な自然と触れ合える場としてホタルの里づくりを促進するとの御提案がなされておりますが,2点についてお伺いいたします。 まず第1は,岡山市全域で何カ所ぐらい予定しておられるのでしょうか。また,その中に西大寺地区が入っているのかどうか。入っておれば,その地名を明らかにしていただきたいと思います。 第2に,ホタルの里づくりは何年計画でどのような内容の整備をお考えか明らかにしていただきたいと思います。 最後に,高付加価値型企業集積団地についてであります。 市長は平成3年6月の議会において,若者の定着,若者のUターンの促進を図るためと御提案され,平成3年度中に基本計画が出されようとしております。そして,平成3年10月22日西大寺豊地区の方からぜひ建設をしていただきたいと陳情書が出されております。西大寺豊地区は,中心部をブルーハイウェーが走り,車で通勤する場合,西の県境から60分,東の県境から40分,四国から瀬戸大橋を利用して60分のところに位置しており,インターチェンジも豊地区にあります。また,JR西大寺駅を利用した場合,車で3分,自転車で10分,徒歩で23分と非常に便利であります。若者に夢のある企業誘致をするためにも,ぜひとも豊地区に建設をしていただきたいと思いますので,当局の御見解をお伺いいたします。 以上で第1回目の質問を終わります。ありがとうございました。(拍手) ○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。   〔市長安宅敬祐君登壇〕 ◎市長(安宅敬祐君) 串田議員の個人質問に対しまして御答弁申し上げます。 まず,大多羅駅前整備についての御質問でございますが,計画道路に歩道を設置の上,カラー舗装をしていただきたいということでございますが,御指摘のとおり,この道路は駅への進入路となり,多数の自転車,歩行者交通が想定されます。事業につきまして地元関係者の御理解が得られるなならば,歩道の設置はもちろんのことカラー化につきましても積極的に取り入れてまいりたいと考えております。 次に,駅前をタクシー駐車場やバスの回転ができるようにということにつきましては,先日の辻野議員の御質問にもお答えしましたとおり,大多羅駅周辺については不足しているアクセス道路及び広場整備を進めることが必要と考えておりまして,地元の方々の御協力を得ながら進めていくこととしておりますので御理解を賜りたいと存じます。 最後に,自転車駐車場の整備につきましては駅前周辺整備計画の一つとして検討を行っており,現在の倉安川上の自転車等駐車場につきましては将来撤去しなければならないものと考えております。 次に,リバーフロント並びにベイエリア構想についての御質問がございましたが,市内には御案内のように旭川,吉井川という県下でも有数の大河川や笹瀬川,足守川,砂川などの中小河川,大小の用水路やため池,児島湖などの多種多様な水辺環境が存在しており,近年国においても治水利水ばかりでなく洪水時期や背後地を含めた水辺環境整備に目を向けているのが現状であります。 本市におきましても,これらの多様な水辺環境を有効に活用して,子供からお年寄りまで多くの市民が水との触れ合いを深め,水に親しみ,水辺で憩うことのできる快適で魅力のある都市空間を創出していくために,河川を中心に湖沼等の水辺空間についてトータルな整備をすることを目的にリバーフロント構想を進めてまいりたいと考えております。 また,ベイエリア構想では,岡山市域の海岸線は,東は久々井,宝伝から西は児島湾,児島湖を回って児島半島の先まで約40キロメートルありまして貴重な海辺空間を形成しており,これらの背後地には沖積によってできた平野と干拓の歴史によって生まれた広大な市土を擁しており,さらに児島湖を再生し自然空間としてよみがえらせる工夫をすれば今後ますます発展の可能性を秘めたゾーンになると考えております。このゾーンは多くの市民が集い,潤い,安らぐための大きな核となるものを創出し,これに既存の計画を有機的に結びつけ,面的な広がりを持たせることにより新しい魅力あるベイエリア構想を進めていきたいと考えております。 次に,ファーマーズマーケットについてのお尋ねがございましたが,岡山県が計画しているものですが,岡山県が県南灘崎町に計画しているファーマーズマーケットにつきましては,約10ヘクタールの土地に集いと交流のコーナー,クラブハウス,野外ステージ,米と酒の館,展示館,レストランなどと,それから農業体験のコーナー,体験農園,展示温室,貸し農園等,農林水産物展示販売のコーナー,青空市場,茶店などや文化教養施設,スポーツ施設,娯楽集会施設などを配置し,都市,農村を問わず多くの人々が集い楽しむ諸施設を整備する予定であると聞いております。 本市の構想といたしましては,消費者と生産者が地域特産物や農村加工品の販売や農作業体験を通じて直接交流し,生産の喜びや味わう喜びをともに分かち合える場所の提供を行い,農業,農村の持つ豊かさ大切さについて理解を深め地域農業の活性化を図るため,それに必要とされる諸施設を建設するための調査研究を行おうとするものでございます。 施設の内容といたしましては,イベントなどを行うための触れ合い広場を中心に,岡山の味を代表する特産物や加工品などの試食販売を行う施設,花の市場,果樹や畑作物の体験農園などを配した施設について調査検討したいと考えております。 この基本調査をする中で,御質問もありましたが,設置場所とか敷地面積,施設の概要,施設規模,土地取得の問題,建設のスケジュール,設置後の管理方法,必要人員等を明確にしてまいりたいと考えております。 次に,クラインガルテン構想につきましてのお尋ねでございますが,これは平成4年度において現在の市民農園よりも規模も大きくグレードも高い触れ合い型の市民農園として基本計画を策定しようとするものでございます。 個々のクラインガルテンの規模や整備内容,市内全体における設置数や設置場所等の配置計画,さらに1区画の面積や施設整備の内容をかためることとあわせて,利用者の年間の使用料等につきましても検討してまいりたいと考えております。 現在の想定としましては,設置場所として都市均衡の農村地域を主体として市内全域に配置したいと考えておりまして,1カ所当たりの面積につきましてはそれぞれの地区の立地条件や施設整備の内容に応じて格差があるものと考えております。 また,平成4年度においては1ないし2カ所のモデル地区について具体的整備計画を詰め,事業化を検討してまいりたいと考えております。 次に,高付加価値型企業集積団地につきまして豊地区に建設をという御質問でございますが,高付加価値型企業集積団地の基本構想につきましては,既に今議会で各議員の御質問に対しお答えしているところでございますが,産・学・官の方々の御意見もお聞きし,広い見地から検討を加え,まとめているところであります。 また,平成4年度は,今後の事業推進の基礎資料にするため,現在策定中の基本構想調査により示された基本方向を踏まえ,導入機能,開発計画,事業方式等について検討してまいりたいと考えております。 当該地区は,農振解除の問題や都市計画法等の法規制などの問題があります。 今後一連の作業を進めていく中で,土地利用の調整ができることを前提として,岡山市の知的産業活動にふさわしい地区を選定してまいりたいと考えております。 なお,その他の御質問につきましては担当助役並びに担当局長,支所長から順次御答弁さしていただきます。 ◎助役(高島進君) ホタルの里づくりに関する御質問にお答えいたします。 まず,岡山市全域で何カ所ぐらいか,そしてその中で西大寺地区の予定箇所があるのかということでございます。 ホタルの里の選定につきましては,現在ホタルの里選定検討会においてその候補地の選定や運用方法について検討がなされているとこでございまして,市域全体で10カ所程度の候補地が選定される予定でございます。市といたしましては,その中から御理解と御協力いただける地域につきまして順次指定をしてまいりたいと考えております。 また,西大寺地区につきましては西大寺一宮,上阿知地区や芥子山山麓の目黒地区や室山地区が候補地として選定の対象に上がっております。 次に,このホタルの里づくりを何年でどのような内容の整備を考えているのかということでございます。 ホタルの里づくりを円滑に,また効果的に推進するためには,地域の方々の御理解と御協力が不可欠でございまして,また行政も一体となっての取り組みが必要であります。したがいまして,ホタルの里の指定地域につきましては,ホタルの生育環境の保全活動や蛍祭りなどのイベントを通じ地域住民の意識の盛り上がりを図っていく中で,遊歩道や蛍の観察場所,さらには自然に配慮した水辺復元整備など地域の状況に応じた環境整備事業を関係部局と調整を図りながら順次進めてまいりたいと考えております。 ◎民生局長(藤原忠男君) 西大寺ふれあいセンターに関連いたしましての御質問にお答えいたします。 まず,ふれあいセンターの設計に当たり各福祉団体の意見を取り入れたかどうかという御質問でございますが,岡山ふれあいセンターの建設に当たりましては,子供からお年寄りまでの市民がだれでも気軽に利用できるものとするために,昭和63年8月と平成元年1月に高齢者団体,障害者団体,女性団体,コミュニティー団体等市内の関係団体と懇談会を持ち,そこでいただいた機能,設備等への御要望,また御提言に可能な限り沿うよう努力してきたところでございます。 岡山ふれあいセンターを補完する地域センターの建設に当たりましても,さきにいただきました御要望,御提言の趣旨を生かして基本設計,実施設計を行っていきたいと考えております。 次に,60年,61年に出されている陳情書の内容について盛り込まれているかという御質問でございますが,岡山ふれあいセンターを補完する西大寺地域センターの建設は,活力ある長寿社会づくりの基盤整備として福祉,生涯学習等の地域における拠点施設を整備するという面と,西大寺地域の活性化を図るための方策という両面をあわせ持っております。このため,60年8月の西大寺福祉文化会館建設促進期成会や昭和61年10月の西大寺学区の老人クラブ連合会から出された陳情の趣旨にも沿いまして,西大寺地区独自の300人程度の収用できる多目的ホールや,囲碁,将棋等趣味を楽しめる和室,セミナー室,デイサービスセンター等の福祉,生涯学習関係施設等を設けることとして基本設計を進めております。 次に,西大寺ふれあいセンターは何かと複合して高層ビルへという御質問でございます。 岡山ふれあいセンターを補完する西大寺ふれあいセンター(仮称)は,西大寺福祉地区を主な利用エリアとして福祉,生涯学習等の地域における拠点施設として計画しているものでございます。施設内容は基本的にはリーディングプロジェクト推進計画書に定められており,現在関係課と協議をしながら基本設計を進めているところでございます。具体的にはデイサービスセンター等の福祉関係施設,ボランティアルーム,セミナー室等の生涯学習関係施設と,西大寺地区独自のものとして多目的ホール等を設ける予定にしており,敷地面積を有効活用できる施設となるようさらに検討を進めてまいたいと考えております。 次に,駐車場は何台かというお尋ねでございますが,現在建物の配置や間取り等の検討を進めているとこでございますが,駐車場につきましても敷地の有効利用を図りながら可能な限りその確保に努めてまいりたいと考えております。 次に,周辺が用水路となっており,その整備についてという御質問でございますけれども,西大寺地域センターの建設に当たりましては,利用者等の利便性を図るために建設予定地東側に隣接する市道の拡幅等その整備を計画しており,また市道沿いの用水にふたがけをすることや,建設予定地北側に隣接する歩道部分の段差を解消することにつきましても,利用者の安全を図る上からも重要であり,今後関係課と協議を進め対応してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◎参与(井上仁君) 浅越埋立地跡地の利用について,地元と話し合いに入るのかどうかというお尋ねでございます。 浅越地区の最終処分場の建設に際しましては地権者を初め町内会,さらには関係各位の御理解と御協力をいただき大変感謝をいたしております。 お尋ねの地元との話し合いでございますが,現在町内会集会所整備等数項目について要望書をいただいており,近く話し合いの場を持つことといたしております。 なお,跡地利用につきましては多目的スポーツ広場として整備いたしたいと考えておりますが,具体的には地元を初め関係部局と協議をしてまいります。 ◎西大寺支所長(原田知義君) 2点にわたりましてお答えをさしていただきたいと思います。 まず,西大寺駅前整備についてでございます。 この問題につきましては,先日の公明党代表質問にもお答えをいたしましたように,現在基本計画を作成中でございまして,平成4年度から2カ年計画で整備する方針で作業を進めておるところでございます。 御指摘の国鉄清算事業団用地につきましては,現在駐車場として利用されておりますけれども,西大寺駅前の活性化にとりましても貴重な用地でございます。この都市空間を利用いたしまして自転車駐輪場やバスターミナルなどを整備してはとの御提言につきましては,この御意見を参考にしながら今後駅前広場の利用計画とあわせまして関係者と協議検討してまいりたいというふうに考えておるところでございます。 次に,支所の建てかえのことについてでございます。 現在の支所の庁舎は昭和38年に建設されて以来30年近く市民に親しまれてまいりましたが,この間業務の増大とともにOA化によります事務室の狭隘化,電気設備許容量の不足,それから冷暖房設備の老朽化などの問題が出ておりまして,今年度支所庁舎増改築などに関します基本計画策定調査を実施をいたしておるところでございます。4年度におきましては,この調査結果をもとに西大寺支所庁舎増改築のあり方につきまして検討を加え,基本設計に入りたいというふうに考えておるところでございます。 ◆20番(串田務君) ただいま御答弁をいただいたわけでございますが,簡単に要望しておきたいと思いますので,答弁は要りません。 1つは,西大寺の駅前整備でございますが,これももう二度とできないことでございますので,ぜひとも清算事業団の土地を購入していただき立派なものにしていただきたいと思います。 それから,大多羅駅前につきましてもぜひとも倉安川まで購入していただきたい,このことを言っておきたいと思います。 それから,浅越の埋立地に直接関係ないんですが,今議会の中で焼却場について東部地区へぜひとも設置するということになっておりますが,これについて,どこに設置するんか,どのぐらいの規模であるか,これも早急に明らかにしていただきたい,こういうふうに思っております。 それから,クラインガルテンでございますが,これにつきましては,できるだけ多くのところに建設をすると,農地の有効利用と,こういうことからぜひともお願いをしておきたいと,このように思います。 それから,西大寺の支所の建てかえにつきましては慎重な調査をぜひともしていただきたいと,こういうことを申し上げまして質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。(拍手) ○議長(花岡薫君) 以上で個人質問を終わります。 つきましては,日程第1の案件はお配りいたしております付託案件表のとおり,それぞれの所管の常任委員会に付託いたします。    ───────────── ○議長(花岡薫君) この際御報告を申し上げます。 本定例市議会において受理いたしました請願及び陳情につきましては,お配りいたしております文書表のとおり,それぞれ所管の常任委員会に付託いたしますので,御報告申し上げます。    ──────〇────── △日程第2 甲第83号議案~甲第102号議案    ───────────── ○議長(花岡薫君) 日程第2に入ります。 日程第2は,甲第83号議案平成3年度岡山市一般会計補正予算(第7号)について以下19件の議案についてであります。 これらを一括上程して,市長から提案理由の説明を求めます。   〔市長安宅敬祐君登壇〕 ◎市長(安宅敬祐君) ただいま御上程になりました各議案について御説明を申し上げます。 まず,甲第83号議案から甲第99号議案までの平成3年度一般会計,13特別会計及び3事業会計の補正予算についてであります。 今回は12月補正後における国,県支出金,市債等の決定に伴うもの,義務的なもの及び緊急性のあるもの,さらには予算の執行状況を勘案し事業において年度内に執行見込みのないもの及び不用額について調整しようとするものであります。 まず,一般会計では,本市職員の退職に伴う退職手当の不足額10億円,市債調整基金の積立金14億円,公共施設等整備基金の積立金18億円,一般廃棄物処理施設整備基金の積立金10億円などを計上しております。また,土木農林関係の県施行事業に対する負担金23億5,500万円余などを計上する一方,各種扶助費,物件費などの不用見込額及び執行見込みの立たない工事費等を減額することにより,一般会計総額で3億9,300万円余を補正しようとするものであります。これらの増減額を賄う財源としましては,市税,地方交付税,国,県支出金,市債などの財源をもって調整しようとするものであります。 なお,今回の歳入補正の中で,本年度計上しておりました財政調整基金からの繰入予定額40億円を10億円及び市債調整基金からの編入予定額25億円を18億5,000万円減額しておりますが,これは市税の増収や地方交付税の増収が見込まれる中で明年度以降の財政運営に対処するための財源をできる限り確保しようとの配慮から各種の歳入を調整し減額補正しようとするものであります。また,継続費,繰越明許費,債務負担行為及び地方債につきましても,それぞれ事業の変更等を伴う所要の措置を講じようとするものであります。 次に,特別会計及び事業会計でありますが,下水道費で岡東浄化センター供用開始に伴う漁業補償費3億3,500万円などを計上し,総額で2億7,000万円余を減額補正するほか,その他12特別会計並びに病院,水道,工業用水道の3事業会計で,それぞれ最終調整のための補正をしようとするものであります。 今回の補正予算総額は全会計で6億6,100万円余の増額であり,これによりまして平成3年度の予算規模は全会計で2,901億8,800万円余となるものであります。 次に,甲第100号議案は軽自動車等に係る税率及び課税免除等の基準を改めるなどのため岡山市税賦課徴収条例の一部を改正するものであり,また,甲第101号議案は浦安総合公園用地として土地を買い入れるに当たり市議会の議決を経ようとするものであります。 何とぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(花岡薫君) 以上で市長の提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(花岡薫君) 別に質疑もないようですから,質疑を終わります。 つきましては,日程第2の案件はお配りをいたしております付託案件表のとおり所管の常任委員会に付託いたします。 午後1時まで休憩いたします。    午前11時59分休憩    ~~~~~~~~~~~~~~~    午後1時19分開議 ○議長(花岡薫君) 午前中に引き続き会議を開きます。    ───────────── ○議長(花岡薫君) この際申し上げます。 会議録署名議員磯村君が退場されましたので,会議録署名議員に亀井君を追加指名いたします。    ───────────── ○議長(花岡薫君) この際議事日程の追加についてお諮りいたします。 お配りいたしておりますとおり,小林君外7人から決議案第1号宮武博君に対する議員辞職勧告決議が追加提出されました。 つきましては,これを日程に追加し議題といたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(花岡薫君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。    ──────〇────── △追加日程 決議案第1号    ───────────── ○議長(花岡薫君) 決議案第1号宮武博君に対する議員辞職勧告決議を上程し,提出者の説明を求めます。 ◆7番(片山仁君) ただいま御上程になりました決議案第1号宮武博君に対する議員辞職勧告決議について,提案者を代表いたしまして提案理由を御説明申し上げます。 この際案文の朗読によりまして提案理由の説明にかえさしていただきますので,御了解をお願いいたします。   宮武博君に対する議員辞職勧告決議 岡山市議会議員宮武博君は,議員を辞職すよう勧告する。  以上,決議する。     平成4年3月16日 岡山市議会 岡山市議会議員宮武博君が平成4年2月20日競売入札妨害の疑いにより逮捕され,3月12日岡山地方検察庁に起訴されましたことは岡山市議会の権威と名誉を著しく傷つけるものであり,かかる不祥事を惹起することは59万市民の信頼を甚しく損なうものであり,市議会議員として市民の負託にこたえなければならない職責に明らかに背くものであるため,宮武博君は本市議会議員を辞職するよう勧告するものである。 以上で提案理由の説明を終わります。 何とぞ皆様方の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。(拍手) ○議長(花岡薫君) 以上で提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。 本件は委員会の付託を省略し,本会議において御審議の上御決定願いたいと思います。 これに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(花岡薫君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。 質疑に入ります。 質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(花岡薫君) 別に質疑もないようですから質疑を終わり,討論に入ります。 討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(花岡薫君) 別に討論もないようですから討論を終わり,採決いたします。 本件は提案のとおり決することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(花岡薫君) 御異議なしと認めます。よって,決議案第1号は提案のとおり決定いたしました。 なお,本件の取り扱いにつきましては議長に御一任願っておきます。    ───────────── ○議長(花岡薫君) 重ねて議事日程の追加についてお諮りいたします。 お配りいたしておりますとおり,小林君外7人から決議案第2号議員の政治倫理高揚に関する決議が追加提出されました。 つきましては,これを日程に追加し議題といたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(花岡薫君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。    ──────〇────── △追加日程 決議案第2号    ───────────── ○議長(花岡薫君) 決議案第2号議員の政治倫理高揚に関する決議を上程し,提出者の説明を求めます。   〔20番串田務君登壇〕 ◆20番(串田務君) ただいま御上程になりました決議案第2号議員の政治倫理高揚に関する決議について,提案者を代表いたしまして提案理由を御説明申し上げます。 我々岡山市議会議員は岡山市民全体の代表者であり,かつその行動するところは岡山市民への奉仕者としてのものでなくてはならないことは多くの言葉をもって語る必要はありません。そして,私ども議員にはその責務を果たすために議会の権限としてさまざまなものが与えられているわけであります。我々は議員として常にその本分は何であるか,使命は何であるかを念頭に置き,岡山市政の進展のために行動しなければなりません。 このたびの宮武博君の事件は議員の倫理を逸脱したものであり,まことに遺憾と言わざるを得ません。このような事件を再び起こさないためにも,ここに改めて岡山市議会議員の政治倫理の高揚を肝に銘じ,その確立に邁進しなければなりません。 以上の認識に立って,ここに決議を行うものであります。 以下,本文を朗読さしていただきます。   議員の政治倫理高揚に関する決議 このたびの岡山市議会議員の不祥事にかんがみ,本市議会議員は議会の名誉と市民からの信頼を回復するため,政治倫理の確立と高揚に最大の努力を払うものであります。 以上,決議する。     平成4年3月16日岡山市議会 理由といたしまして,本市議会議員宮武博君が平成4年2月20日,岡山市が発注をした排水路改良工事の設計金額を事前に指名入札業者に漏らし競売入札妨害の疑いで逮捕され,3月12日岡山地方検察庁に起訴されたことはまことに遺憾であり,59万市民に対して心から深く陳謝するものであります。 今後,議員はかかる不名誉な事態の反省の上に立って,議会の権能と議員の責務を強く自覚し,今回失われた議会の名誉と信頼を回復するため,厳しく自戒し,政治倫理の確立と高揚に最大限の努力を払うものである。 以上で提案理由の説明を終わります。 何とぞ皆さん方の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。(拍手) ○議長(花岡薫君) 以上で提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。 本件は委員会の付託を省略し,本会議において御審議の上御決定願いたいと思います。 これに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(花岡薫君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。 質疑に入ります。 質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(花岡薫君) 別に質疑もないようですから質疑を終わり,討論に入ります。 討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(花岡薫君) 別に討論もないようですから討論を終わり,採決いたします。 本件は提案のとおり決することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(花岡薫君) 御異議なしと認めます。よって,決議案第2号は提案のとおり決定いたしました。(拍手)    ───────────── ○議長(花岡薫君) この際お諮りいたします。 委員会審査のため3月17日から22日までの6日間本会議を休会したいと思います。 これに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(花岡薫君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。    ───────────── ○議長(花岡薫君) 次の本会議は3月23日午前10時に開きます。 本日はこれをもって散会いたします。 御苦労さまでございました。    午後1時29分散会...